- 12/05/2025
納車日と車の引き渡し、ベストな段取り【二重払いを防ぐ】
「次の車の納車(のうしゃ)日が決まったけど、今の車はいつ手放せばいいの?」
「売るのが先? 買うのが先? どっちが損しない?」
「ローンや保険、駐車場も絡んで…ごちゃごちゃして不安…」
車の買い替えで一番ややこしいのが、まさにここです。
“納車(次の車が来る日)”と“引き渡し(今の車を手放す日)”のズレが原因で、ムダな出費が発生しやすいからです。
この記事では、車に詳しくない方でも迷わないように、
二重払いを防ぐ“ベストな段取り”を、状況別にわかりやすく解説します。
まず結論:基本は「納車日=引き渡し日」に近づけるほどムダが減る
最もシンプルで失敗が少ないのは、次の考え方です。
- 新しい車の納車日(受け取り日)に合わせて
- 今の車を引き渡す(売る・下取りに出す)
つまり、理想は
同じ日(または前後1〜2日)で入れ替えること。
そうすると、次のムダが出にくくなります。
- 車がない期間(移動が不便)
- 2台分の駐車場代
- 2台分の保険や維持費
- 先に売ってしまい、代車・レンタカー代がかかる
ただし、実際は「納車が遅い」「買取を先に決めたい」など事情があると思うので、ここから状況別に最適解を出していきます。
二重払いって何? どんなお金が重なるのか
「二重払い」と聞くとローンを思い浮かべやすいですが、重なるのはローンだけではありません。代表例はこちらです。
- ローン・残クレの支払い(今の車+次の車)
- 任意保険(切り替えに失敗すると一時的にムダ)
- 駐車場代(2台分かかる可能性)
- 税金・車検・メンテ費(タイミングで損得が出る)
- 代車・レンタカー代(車がない期間の穴埋め)
だから、段取りを決めるときは「車の受け渡し日」だけでなく、これらが重ならないように整えるのがコツです。
ベストな段取りは3パターンだけ覚えればOK
納車と引き渡しには、実務上この3パターンがあります。
パターンA:下取り(ディーラー)で納車日に引き渡し(初心者に一番おすすめ)
- 次の車:ディーラーで購入
- 今の車:ディーラーに下取り
この形は、納車日に合わせて下取りもできるので、車が途切れにくく、段取りがラクです。
やることはシンプル
- 納車日を決める
- 下取り車の引き渡し日を納車日に合わせる
- 保険は納車日に車両入替
- 駐車場はそのまま(車1台分でOK)
「手間を最小化したい」「不安が大きい」という方は、この形が安心です。
パターンB:買取で高く売りたい(でも車がない期間は作りたくない)
- 次の車:ディーラー/中古車店/ネットなどで購入
- 今の車:買取店に売却
この場合に大事なのは、買取店に“引き渡し日を調整できるか”を最初に聞くことです。
買取は「売却契約は先に」「引き渡しは後日」という調整ができることがあります(お店の方針によります)。
おすすめの段取り
- 納車予定日(目安)を先に確保
- 2〜3社で査定→買取契約(即決しない)
- 引き渡し日を「納車日近く」に調整
- 代車が必要なら条件確認(無料/有料、保険の扱い)
この形なら「買取で高く売る」と「車が途切れない」を両立しやすいです。
パターンC:納車が先に延びる(今の車をいつまで乗るべき?)
人気車種や新車注文だと、納車が数か月先になることがあります。
このときに焦って売ると、レンタカー代などで損しやすいです。
原則の考え方はこれです。
- 納車が遠いなら、今の車は基本“持っておく”
- ただし、車検・故障・税金のタイミングが近いなら再検討
目安として
- 車検が近い → 車検を通す費用と売却差で判断
- 故障が増えた → 修理代の見積もりを取り、売却と比較
- 走行距離が10万kmに近い → 節目前に売る価値が出ることも
「納車が遅いので早めに売りたい」と思ったら、まずは
車を持ち続けるコスト(車検・修理・税)と
車がない期間のコスト(代車・レンタカー)を比べるのが安全です。
二重ローン(または二重払い)を防ぐ“今日からのチェックリスト”
ここからは、段取りを決めるときに使えるチェックリストです。
1)納車日(または納車目安)を先に確定する
- 納車予定日:__年__月__日
- 遅れそうな場合:どれくらいずれる可能性があるか
納車の目安が分からないと、全ての調整ができません。
2)引き渡し日は「納車日−0〜2日」を目標にする
理想
- 納車日と同日
次に良い - 前日か翌日
これだけで、車がない期間と二重コストを大きく減らせます。
3)保険は「車両入替」を納車日基準で
任意保険は、基本「解約」ではなく車両入替で引き継ぐのが一般的です。
日付を間違えると補償が空くことがあるので、納車日が決まったら早めに連絡しておくと安心です。
4)ローンが残っている人は「完済金額」を必ず確認
ローン残債がある場合、売却で精算することは可能ですが、
「完済金額」と「査定額」の差で段取りが変わります。
- 完済金額:___円
- 査定見込み:___円
- 足りない/余る:___円
この数字が見えると、安心感が一気に上がります。
5)駐車場が2台分必要になるか確認
一時的に2台持ちになると、駐車場代が増えます。
今の駐車場で2台置けない場合は、短期の月極やコインパーキングの費用も想定しておくと安心です。
具体例:段取りの“正解例”を3つ(イメージできるとラク)
例1:下取りでスムーズに入れ替え(初心者向け)
- 3/20 納車
- 3/20 下取り車引き渡し
- 保険:3/20に車両入替
- 駐車場:1台分のまま
ムダが出にくい王道パターンです。
例2:買取で高く売りたい(車なしは避けたい)
- 納車目安:4/10
- 3/20 買取契約(引き渡しは4/9に調整)
- 4/10 納車・当日から新しい車
車の空白がなく、買取のメリットも取りやすいです。
例3:納車が3か月先(焦って売らない)
- 納車予定:6月
- 今の車はそのまま乗る
- 5月に査定を取り直して、引き渡し日を納車近くに合わせる
待つことで相場が変わるので、査定は“取り直し”がポイントです。
よくある落とし穴(ここだけ注意)
「先に売れば安心」と思ってレンタカー代が増える
納車が遅いのに先に売ると、毎日の移動で出費が増えやすいです。
車が必須の生活なら、原則は“納車に合わせて手放す”が安心です。
保険の切り替え日がズレて補償が空く
納車日が決まったら、保険会社に早めに連絡しておくのが安全です。
引き渡し日がズレて駐車場が足りない
2台持ちの期間が出そうなら、事前に置き場所を確保しておきましょう。焦ると高い駐車料金になりやすいです。
まとめ
納車日と今の車の引き渡し日は、できるだけ同日〜前後1〜2日にそろえると、ローン・保険・駐車場代などの二重払いを減らせます。
下取りなら納車日に合わせやすく、買取でも引き渡し日の調整や代車の有無を確認すれば安心。納期が長い場合は焦って売らず、車検・修理・維持費と代替手段の費用を比べて最適なタイミングを決めましょう。
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