- 12/02/2025
車を売るベストな時期はいつ?相場が上がりやすい季節・月
「できれば少しでも高く売りたい。でも、いつ売るのが正解?」
車を売るタイミングは、なんとなくで決めると損しやすいポイントのひとつです。
先に結論を言うと、“相場が上がりやすい時期”はたしかにあります。
ただし、車は「季節」だけで値段が決まるわけではなく、あなたの車の価値が落ちるタイミング(車検・税金・走行距離・年式の進み)も同じくらい重要です。
この記事では、難しい言葉はなるべく使わずに、
- 相場が上がりやすい季節・月(目安)
- なぜその時期に上がりやすいのか
- 「待った方が得」なケース/「今売った方が得」なケース
- 失敗しない売り方(準備手順)
を、丁寧にまとめます。
結論:高く売れやすいのは「1〜3月」と「9〜10月」が狙い目になりやすい
一般的に、相場が上がりやすい“狙い目”の時期は次の2つです。
- 1〜3月(特に2〜3月):新生活・引っ越し・通勤需要が増える
- 9〜10月:秋の行楽・年末前の買い替え需要、在庫調整の動きが出やすい
ただし大切なのは、「その月まで待てば必ず高く売れる」ではないこと。
待つ間に、あなたの車の価値が落ちることもあります。
だから最適解はこうです。
- 狙い目の時期に合わせられるなら合わせる
- でも、価値が落ちるイベント(税金・車検・大きな修理)が近いなら、待たずに動く
このルールで考えると、失敗しにくくなります。
そもそも、車の買取相場が動く理由
中古車の値段は、スーパーの野菜みたいに「需要と供給」で動きます。
- 買いたい人が増える(需要アップ) → 値段が上がりやすい
- 売りたい車が増える(供給アップ) → 値段が下がりやすい
そして車の場合は、そこにもうひとつ加わります。
- 時間が経つほど車は古くなる(年式が進む/走行距離が増える)
→ 売る側にとっては「待つほど価値が下がる」ことがある
つまり、あなたがやるべきは
「相場が上がりやすい時期」×「自分の車が下がりにくいタイミング」を重ねることです。
相場が上がりやすい季節・月の理由を、やさしく解説
1〜3月(特に2〜3月)が強い理由:新生活の“買い替え需要”が増える
日本では、4月から生活が変わる人が多いですよね。
- 就職、転職、異動
- 引っ越し
- 通勤が必要になる
- 子どもの進学で送迎が増える
こういうタイミングで「車が必要になる人」が増えやすいので、
中古車が売れやすくなり、結果として買取側も仕入れに前向きになりやすいです。
さらに、売る側のメリットとして大きいのがこれです。
- 自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点の所有者にかかる
→ できれば 3月中に手放すと、翌年度分の税金を避けられる可能性が高い
※実際には状況により「月割り相当の扱い」や精算方法が違うこともあるので、最終的には売却先に確認してください。ただ、「4月をまたぐと税金が発生しやすい」という考え方は覚えておくと便利です。
9〜10月が狙い目になりやすい理由:秋の需要+年末前の買い替えが動きやすい
秋は、旅行や行楽、レジャーで車需要が高まりやすい季節です。
また年末に向けて「買い替えを考える人」が増えたり、販売側が在庫や販売計画を整える動きが出ることもあります。
春ほど分かりやすい波ではないこともありますが、
“秋のタイミングで一度相場が上向きやすい年がある”というイメージを持っておくと良いです。
逆に、相場が落ちやすい(または伸びにくい)時期の考え方
相場は年によって変動しますが、一般的には
- 4〜5月:新生活需要が落ち着きやすい
- 真夏(7〜8月):人が動きにくい、査定・売買の動きが鈍りやすいケースあり
とはいえ、「この時期は絶対に安い」と決めつけるのは危険です。
特定の車種(人気の軽、ミニバン、SUVなど)や状態が良い車は、時期に関係なく強いこともあります。
なので、“時期”よりも確実に効くのは次の章です。
ベストな時期を決めるカギは「あなたの車の価値が落ちるタイミング」
「相場が上がるのを待つ」より、
「価値が落ちる前に売る」方が得になることは少なくありません。
特に意識したいのはこの4つです。
1)車検が近い(または、車検を通すか迷っている)
車検前に売った方が得になるケースは多いです。
車検費用(車検+整備)をかけても、その分が丸ごと査定に上乗せされるとは限りません。
目安としては、
- 車検まで3か月を切ったら、一度査定して比較
これだけで判断がラクになります。
2)走行距離のキリが近い(5万km・10万kmなど)
中古車は「走行距離の節目」で印象が変わりやすいです。
もちろん1kmでガクッと下がるわけではないですが、買う側の見え方が変わるので、結果として査定が伸びにくくなることがあります。
- まもなく10万km
- まもなく5万km
こういう場合は、時期を待つより「節目の前に動く」のが得につながりやすいです。
3)修理が必要になりそう(警告灯・異音・エアコン不調など)
大きな修理が必要になってからだと、
- 修理代がかかる
- “不具合あり”として減額される
のダブルになりやすいです。
「直した方がいいのかな?」と迷うときほど、まずは査定してもらい、
修理代と査定差のどちらが大きいかで判断するのが安全です。
4)年式が進む(1月をまたぐ・登録から1年増える)
車は基本的に、時間が経つほど価値が下がります。
「春まで待ちたい」と思っても、待つ間に年式が進んでしまうなら、その下落分で相殺されることもあります。
なので、時期狙いは
“待つ価値が下落を上回るときだけ”にするのがコツです。
じゃあ結局いつ売る?迷ったときの判断チャート
次のどれかに当てはまるなら、待たずに今動くのがおすすめです。
- 車検まで3か月以内
- 走行距離の節目が近い(例:あと1,000〜3,000kmで10万km)
- 修理が必要そう/不具合が出てきた
- 4月1日が近くて、自動車税をできれば避けたい
- 引っ越し・転職などで期限が決まっている
逆に、こんな状態なら 1〜3月 or 9〜10月に合わせる価値が出やすいです。
- 車検まで半年以上ある
- 走行距離の節目がまだ先
- 不具合がない
- 時間に余裕がある
- 少しでも高く売りたい(数万円の差でも嬉しい)
高く売るための「時期以外のコツ」も、実はかなり効きます
時期を狙うより、もっと確実に効くことがいくつかあります。
1)査定は1社で決めない(2〜3社比較)
同じ車でも、買取店によって得意車種や在庫状況が違います。
比較するだけで上がることが本当にあります。
2)洗車・車内清掃・におい対策(清潔感)
これだけで「丁寧に乗っていた」印象になり、減額を防ぎやすいです。
特ににおい(タバコ・ペット・強い芳香剤)は影響が出やすいので要注意です。
3)書類と付属品をそろえる
- 整備記録簿(点検記録)
- 取扱説明書
- スペアキー
これがあると評価が安定しやすいです。
ベストな時期に売るための準備スケジュール
たとえば「2〜3月に売りたい」と思ったら、逆算で動くと失敗が減ります。
4週間前
- 相場をざっくり調べる(同じ車種×年式×走行距離)
- 売却方法を決める(買取店/ディーラー下取り/一括査定)
2〜3週間前
- 2〜3社に査定予約
- 書類や付属品を確認
1週間前
- 洗車、車内清掃、におい対策
- 引き渡し日(次の車の納車日)を調整
売却当日〜直前
- その場で即決しない(可能なら比較してから)
- 不安点はメモして確認する(減額条件、入金日、キャンセル条件)
よくある質問(不安をスッキリ)
Q1. 「春まで待てば高い」って本当?
傾向としては本当です。でも、待つ間に
- 車検が近づく
- 走行距離が増える
- 年式が進む
などで価値が下がると、結果的にトントンになることもあります。
「待つ価値があるか」を、査定で数字確認するのが一番確実です。
Q2. 車検を通した方が売りやすい?
通した方が売りやすいケースもありますが、費用の元が取れないことも多いです。
「車検費用」と「車検前に売った場合の査定差」を比べて決めるのが安全です。
Q3. 仕事や育児で忙しくて、タイミングを待てません…
全然OKです。時期よりも「比較して売る」方が効果が大きいことも多いです。
時間がない人ほど、2社だけでも比べるのがおすすめです。
まとめ:ベストな売り時は「狙い目の季節」×「価値が落ちる前」で決めよう
- 高く売れやすい狙い目は 1〜3月 と 9〜10月
- ただし待つ間に価値が下がることがある(車検・税金・走行距離・年式)
- 迷ったら「査定を取って数字で判断」が最短で安全
- 最後は時期より「2〜3社比較」「清潔感」「書類準備」が強い
月別カレンダー(1月〜12月)車を売る“売り時メモ”図解表
使い方:あなたの状況(車検・走行距離・4月1日)と合わせて「今動くか/狙い月まで待つか」を判断します。
★が多いほど「相場が上がりやすい傾向」。ただし車種人気・状態・地域で変動します。
| 月 | 売り時度(目安) | 相場の動き/背景 | この月にやると良いこと(具体) | 注意ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | ★★★★☆ | 新生活需要が動き始める(在庫確保の動き) | 2〜3社で相見積もり開始/書類・付属品を整理 | 冬道・雪地域は査定日程に余裕を |
| 2月 | ★★★★★ | 春需要ピーク前で買取側が仕入れを強めやすい | 査定→比較→条件調整(出張/持込) | 即決要求に注意。納車/引渡し日を先に確認 |
| 3月 | ★★★★★ | 新生活直前+「4月1日」を意識する人が増える | 早めに売却日確定/引渡し段取りを固める | 3月末は混みやすい。書類不備に注意 |
| 4月 | ★★☆☆☆ | 需要が落ち着きやすい(反動が出やすい) | 余裕があれば相場チェック中心/次の狙い月を検討 | 4/1をまたぐと税金面が気になる人は要確認 |
| 5月 | ★★☆☆☆ | 相場が伸びにくい年が多め(連休で動きが偏る) | 車内清掃・におい対策で減額防止/相見積もり準備 | 連休前後は連絡が遅れやすいことも |
| 6月 | ★★★☆☆ | 夏前で動きは中くらい(車種により差) | 走行距離の節目が近いなら早めに査定 | 梅雨で外装チェックが甘くならないよう洗車推奨 |
| 7月 | ★★☆☆☆ | 真夏で動きが鈍る年がある | すぐ売りたい人は比較を強める(2〜3社) | 暑さで車内臭が強く出やすい(消臭・換気) |
| 8月 | ★★☆☆☆ | お盆で市場の動きが偏る(店休日も) | 売却を急がないなら、9〜10月に備えて準備 | 連絡・入金スケジュールを事前確認 |
| 9月 | ★★★★☆ | 秋の需要が出やすい+年末前の買い替え検討が増える | 査定を取り直す(相場が動く)/条件交渉 | 台風シーズン:査定日の天候に注意 |
| 10月 | ★★★★☆ | 秋需要が続きやすい(在庫補充の動き) | 売却実行に向く/引渡し日調整 | 走行距離が増えやすい人は節目前に |
| 11月 | ★★★☆☆ | 年末前で中くらい(車種により強い) | 年内に売るなら早めに査定→決定 | 12月に入ると慌てやすいので前倒しが安心 |
| 12月 | ★★★☆☆ | 年末で動きが偏る(駆け込み/休業) | 申込・査定は早め/入金日・休業日確認 | 年末年始を挟むと手続きが延びがち |
迷ったらこれ優先(時期より強い“売りどきサイン”)
- 車検まで 3か月以内
- 走行距離の節目が近い(例:あと1,000〜3,000kmで 5万km/10万km)
- 修理が必要そう(警告灯・異音・エアコン不調など)
- できれば 4月1日をまたぎたくない(税金が気になる)
- 引っ越し・転職などで期限が決まっている