- 11/28/2025
車検前に買い替えるべき? 通すべき? 費用でわかる判断法
「もうすぐ車検…。通したほうがいい?それとも買い替えたほうが得?」
これは多くの人がぶつかる悩みです。結論から言うと、“車検代が高いから買い替え”が正解とは限りません。逆に、車検を通した結果「やっぱり買い替えればよかった…」と後悔する人もいます。
大事なのは、車検の費用を「通すための費用」だけで見ないこと。
車検時期は、どうしても タイヤ・バッテリー・ブレーキ などの交換が重なりやすく、さらに年数が経つほど 修理 も増えます。つまり、車検前の判断は、
- 車検にいくらかかるか(合計)
- 今の車を売るといくらになるか
- これから先、いくらかかりそうか
- 生活に合っているか
この4点で考えると、ほぼ迷いません。
この記事では、専門用語をなるべく使わずに、費用で判断できるようにまとめます。
結論:判断の目安は「(車検+整備)-売れる額=実質負担」で考える
まず一番わかりやすい考え方を出します。
車検を通す場合の実質負担
=(車検費用+追加整備費)
-(今売れるなら手に入るお金)
「え、売れる額を引くの?」と思うかもしれませんが、これは超重要です。
なぜなら、車検を通すか迷うタイミングは「今の車を手放せばお金になる」という選択肢があるからです。
車検を通して2年乗った場合、たいてい走行距離は増え、年式も古くなるので、売却額が下がりやすい。つまり「今売る」には価値があります。
まず知っておきたい:車検費用の“中身”は大きく2つ
車検の費用は、ザックリ分けるとこの2つです。
① 絶対に必要な費用(法定費用)
これはどこで車検を受けても、ほぼ同じです。
- 自賠責保険
- 重量税
- 印紙代(検査手数料など)
② お店によって変わる費用(整備・代行・部品代)
ここが差が出ます。
- 点検・整備費
- 代行手数料
- 部品交換(タイヤ・バッテリー等)
- 修理(オイル漏れ、足回り、電装など)
車検で迷う人の多くは、②が膨らんだパターンです。
車検を「通すべき人」の特徴(まだ乗った方が得になりやすい)
次の条件が当てはまるなら、基本的に車検を通してOKです。
1)車検+整備の合計が“そこまで高くない”
- 「通すだけ」で済む
- 交換部品が少ない
- 修理がほぼ不要
この場合は、買い替えの諸費用(登録費・税金・手数料など)を考えると、車検を通す方が“総額で得”になりやすいです。
2)今の車に大きな不満がない
- 荷物が積める
- 家族構成に合っている
- 通勤で使いやすい
- 乗り心地や燃費も許容範囲
「今の車で困っていない」なら、車検を通すメリットは大きいです。
3)年間走行距離が少ない
年間5,000km前後など、距離が伸びにくい人は、2年後の劣化が小さい傾向があります。
結果として、車検を通しても「損しにくい」ことが多いです。
4)今売ってもあまり値段がつかない
年式がかなり古い、人気がない、過走行、キズが多い等で、売却額が極端に低い場合は、
「車検を通して使い切る」方が合理的なことがあります。
逆に、車検前に「買い替えを考えた方がいい人」の特徴
次の条件が重なるほど、買い替えの検討価値が上がります。
1)車検+整備で“大きな出費”になりそう
例えばこんなパターンです。
- タイヤ交換が必要
- バッテリーが弱い
- ブレーキの部品交換が必要
- 足回りのガタ、異音
- オイル漏れ(にじみ含む)
- エアコンの不調
- 警告灯が点いたことがある
この状態で車検を通すと、「車検代」ではなく「延命費」が高くなります。
延命費を払う前に、次の車にお金を回す選択が合理的になることがあります。
2)ここ2年で修理・不調が増えた
- ちょこちょこ修理している
- 気になる症状が増えている
- 乗るたびに不安がある
この状態は、次の2年でさらに費用が増える可能性が高めです。
3)生活に合っていない(これが一番大きい)
- 子どもが増えて狭い
- 通勤が変わって燃費が苦しい
- 駐車場が狭くて扱いにくい
- 長距離で疲れる
- 安全装備が欲しい
「合っていない」は、費用だけでは測れない重要ポイントです。
車は生活の道具なので、ストレスがあるなら買い替え満足度が高くなりやすいです。
4)今売ると、そこそこ値段がつく
一番もったいないのは、
「車検を通してから売ったら、思ったより安かった」
というパターンです。
車検を通すと距離が増え、年式も古くなります。売却額が落ちていくのは自然です。
だからこそ、車検前に一度「いま売ったらいくら?」を見ておくと判断が楽になります。
迷わないための「費用判断」3ステップ(超実用)
ここからは、具体的にどう動けばいいかを順番で示します。
この通りにやれば、かなり高確率でスッキリ決まります。
ステップ1:車検の見積もりを“合計”で出す
ポイントは「車検基本料金」ではなく、
- 法定費用
- 整備費
- 部品交換
- 修理
を全部足した 総額 を出すことです。
できれば、ディーラーと整備工場など、2つくらい比較すると「適正感」がつかめます。
ステップ2:今の車の“売却相場”を知る
ここは下取りだけでなく、買取相場も見るのがコツです。
相場を知るだけで、「車検を通す価値」が数字で見えてきます。
ステップ3:2年後の自分を想像する(重要)
車検を通す=「あと2年乗る」選択です。
その2年で起きそうなことを考えます。
- 走行距離はどれくらい増える?
- 生活は変わりそう?
- 故障のリスクがストレスになりそう?
- 次の車の条件は変わりそう?
ここまでやると、「通す」「買い替える」がほぼ確定します。
よくあるパターン別:おすすめ判断(わかりやすい例)
パターンA:車検代が安い(通すだけでOK)
- 車検+整備が少額
- 不調なし
- 生活に合っている
→ 車検を通すでOK
お金も手間も最少です。
パターンB:車検代が高い(部品交換が多い)
- タイヤ・バッテリー・ブレーキなど交換が重なる
- さらに小修理も必要
→ 買い替え検討価値が高い
延命費の前に、次の車へ。
パターンC:今の車が生活に合っていない
- 荷物が積めない
- 子育てで不便
- 通勤に合わない
→ 費用がそこそこでも買い替え満足度が高い
生活ストレスはお金以上に効きます。
パターンD:古い車で売却額がほぼない
- 車検代はかかるけど、売っても値段がつかない
→ 車検を通して使い切るが合理的なことも多い
特に年間走行が少ない人はこの判断になりやすいです。
車検を通すにしても、買い替えるにしても「これだけはやるべき」こと
1)見積もりは“詳細”を出してもらう
「一式」だと判断できません。
何にいくらかかるのかが重要です。
2)売却相場は一度は確認する
売る気がなくてもOK。
相場を知るだけで判断がブレなくなります。
3)焦らない(車検期限に余裕があるうちに動く)
車検ギリギリになると、選択肢が減って損しやすいです。
少なくとも 1〜2か月前 には検討を開始すると安心です。
まとめ:車検前に迷ったら「総額」と「売却額」と「生活」で決める
車検前の判断は、次の考え方でほぼ決まります。
- 車検費用は「法定費用+整備+部品交換+修理」の 合計 で見る
- 「通すか迷う」なら、まず 今売れる額(相場) を知る
- 生活に合っていないなら、買い替えは正解になりやすい
- 車検ギリギリは損しやすいので、早めに動く
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