車検まえに買い替えるべき?

車検前に買い替えるべき? 通すべき? 費用でわかる判断法

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車検前に買い替えるべき? 通すべき? 費用でわかる判断法

「もうすぐ車検…。通したほうがいい?それとも買い替えたほうが得?」
これは多くの人がぶつかる悩みです。結論から言うと、“車検代が高いから買い替え”が正解とは限りません。逆に、車検を通した結果「やっぱり買い替えればよかった…」と後悔する人もいます。

大事なのは、車検の費用を「通すための費用」だけで見ないこと。
車検時期は、どうしても タイヤ・バッテリー・ブレーキ などの交換が重なりやすく、さらに年数が経つほど 修理 も増えます。つまり、車検前の判断は、

  • 車検にいくらかかるか(合計)
  • 今の車を売るといくらになるか
  • これから先、いくらかかりそうか
  • 生活に合っているか

この4点で考えると、ほぼ迷いません。

この記事では、専門用語をなるべく使わずに、費用で判断できるようにまとめます。


目次
  1. 結論:判断の目安は「(車検+整備)-売れる額=実質負担」で考える
  2. まず知っておきたい:車検費用の“中身”は大きく2つ
  3. 車検を「通すべき人」の特徴(まだ乗った方が得になりやすい)
  4. 逆に、車検前に「買い替えを考えた方がいい人」の特徴
  5. 迷わないための「費用判断」3ステップ(超実用)
  6. よくあるパターン別:おすすめ判断(わかりやすい例)
  7. 車検を通すにしても、買い替えるにしても「これだけはやるべき」こと
  8. まとめ:車検前に迷ったら「総額」と「売却額」と「生活」で決める
  9. 次に読むなら(関連記事)
  10. まとめ(カテゴリ別)
  11. 次のステップ

結論:判断の目安は「(車検+整備)-売れる額=実質負担」で考える

まず一番わかりやすい考え方を出します。

車検を通す場合の実質負担
=(車検費用+追加整備費)
-(今売れるなら手に入るお金)

「え、売れる額を引くの?」と思うかもしれませんが、これは超重要です。
なぜなら、車検を通すか迷うタイミングは「今の車を手放せばお金になる」という選択肢があるからです。

車検を通して2年乗った場合、たいてい走行距離は増え、年式も古くなるので、売却額が下がりやすい。つまり「今売る」には価値があります。


まず知っておきたい:車検費用の“中身”は大きく2つ

車検の費用は、ザックリ分けるとこの2つです。

① 絶対に必要な費用(法定費用)

これはどこで車検を受けても、ほぼ同じです。

  • 自賠責保険
  • 重量税
  • 印紙代(検査手数料など)

② お店によって変わる費用(整備・代行・部品代)

ここが差が出ます。

  • 点検・整備費
  • 代行手数料
  • 部品交換(タイヤ・バッテリー等)
  • 修理(オイル漏れ、足回り、電装など)

車検で迷う人の多くは、②が膨らんだパターンです。


車検を「通すべき人」の特徴(まだ乗った方が得になりやすい)

次の条件が当てはまるなら、基本的に車検を通してOKです。

1)車検+整備の合計が“そこまで高くない”

  • 「通すだけ」で済む
  • 交換部品が少ない
  • 修理がほぼ不要

この場合は、買い替えの諸費用(登録費・税金・手数料など)を考えると、車検を通す方が“総額で得”になりやすいです。

2)今の車に大きな不満がない

  • 荷物が積める
  • 家族構成に合っている
  • 通勤で使いやすい
  • 乗り心地や燃費も許容範囲

「今の車で困っていない」なら、車検を通すメリットは大きいです。

3)年間走行距離が少ない

年間5,000km前後など、距離が伸びにくい人は、2年後の劣化が小さい傾向があります。
結果として、車検を通しても「損しにくい」ことが多いです。

4)今売ってもあまり値段がつかない

年式がかなり古い、人気がない、過走行、キズが多い等で、売却額が極端に低い場合は、
「車検を通して使い切る」方が合理的なことがあります。


逆に、車検前に「買い替えを考えた方がいい人」の特徴

次の条件が重なるほど、買い替えの検討価値が上がります。

1)車検+整備で“大きな出費”になりそう

例えばこんなパターンです。

  • タイヤ交換が必要
  • バッテリーが弱い
  • ブレーキの部品交換が必要
  • 足回りのガタ、異音
  • オイル漏れ(にじみ含む)
  • エアコンの不調
  • 警告灯が点いたことがある

この状態で車検を通すと、「車検代」ではなく「延命費」が高くなります。
延命費を払う前に、次の車にお金を回す選択が合理的になることがあります。

2)ここ2年で修理・不調が増えた

  • ちょこちょこ修理している
  • 気になる症状が増えている
  • 乗るたびに不安がある

この状態は、次の2年でさらに費用が増える可能性が高めです。

3)生活に合っていない(これが一番大きい)

  • 子どもが増えて狭い
  • 通勤が変わって燃費が苦しい
  • 駐車場が狭くて扱いにくい
  • 長距離で疲れる
  • 安全装備が欲しい

「合っていない」は、費用だけでは測れない重要ポイントです。
車は生活の道具なので、ストレスがあるなら買い替え満足度が高くなりやすいです。

4)今売ると、そこそこ値段がつく

一番もったいないのは、

「車検を通してから売ったら、思ったより安かった」

というパターンです。
車検を通すと距離が増え、年式も古くなります。売却額が落ちていくのは自然です。

だからこそ、車検前に一度「いま売ったらいくら?」を見ておくと判断が楽になります。


迷わないための「費用判断」3ステップ(超実用)

ここからは、具体的にどう動けばいいかを順番で示します。
この通りにやれば、かなり高確率でスッキリ決まります。

ステップ1:車検の見積もりを“合計”で出す

ポイントは「車検基本料金」ではなく、

  • 法定費用
  • 整備費
  • 部品交換
  • 修理

を全部足した 総額 を出すことです。

できれば、ディーラーと整備工場など、2つくらい比較すると「適正感」がつかめます。

ステップ2:今の車の“売却相場”を知る

ここは下取りだけでなく、買取相場も見るのがコツです。
相場を知るだけで、「車検を通す価値」が数字で見えてきます。

ステップ3:2年後の自分を想像する(重要)

車検を通す=「あと2年乗る」選択です。
その2年で起きそうなことを考えます。

  • 走行距離はどれくらい増える?
  • 生活は変わりそう?
  • 故障のリスクがストレスになりそう?
  • 次の車の条件は変わりそう?

ここまでやると、「通す」「買い替える」がほぼ確定します。


よくあるパターン別:おすすめ判断(わかりやすい例)

パターンA:車検代が安い(通すだけでOK)

  • 車検+整備が少額
  • 不調なし
  • 生活に合っている

車検を通すでOK
お金も手間も最少です。

パターンB:車検代が高い(部品交換が多い)

  • タイヤ・バッテリー・ブレーキなど交換が重なる
  • さらに小修理も必要

買い替え検討価値が高い
延命費の前に、次の車へ。

パターンC:今の車が生活に合っていない

  • 荷物が積めない
  • 子育てで不便
  • 通勤に合わない

費用がそこそこでも買い替え満足度が高い
生活ストレスはお金以上に効きます。

パターンD:古い車で売却額がほぼない

  • 車検代はかかるけど、売っても値段がつかない

車検を通して使い切るが合理的なことも多い
特に年間走行が少ない人はこの判断になりやすいです。


車検を通すにしても、買い替えるにしても「これだけはやるべき」こと

1)見積もりは“詳細”を出してもらう

「一式」だと判断できません。
何にいくらかかるのかが重要です。

2)売却相場は一度は確認する

売る気がなくてもOK。
相場を知るだけで判断がブレなくなります。

3)焦らない(車検期限に余裕があるうちに動く)

車検ギリギリになると、選択肢が減って損しやすいです。
少なくとも 1〜2か月前 には検討を開始すると安心です。


まとめ:車検前に迷ったら「総額」と「売却額」と「生活」で決める

車検前の判断は、次の考え方でほぼ決まります。

  • 車検費用は「法定費用+整備+部品交換+修理」の 合計 で見る
  • 「通すか迷う」なら、まず 今売れる額(相場) を知る
  • 生活に合っていないなら、買い替えは正解になりやすい
  • 車検ギリギリは損しやすいので、早めに動く

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  • 走行距離何kmで買い替える?10万kmは本当の限界?(A2)
  • 故障が増えたら買い替え時?修理代の損益分岐点を解説(A4)

まとめ(カテゴリ別)

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次のステップ

  • ▶ 車を高く売る方法まとめ(HUB-B)で「いま売ったらいくら?」を把握してから決めると、後悔しにくいです。